1.ノイズとは

電機分野におけるノイズとは、本来の電圧・電流・信号以外の、不要な電気的成分のことを言います。
電子機器や電源ラインに入り込むと、誤動作・エラー・故障等、様々なトラブルを引き起こす要因となります。
要因は、落雷等の自然要因・電磁誘導やスイッチング回路をはじめとする人的要因等、多岐にわたります。

2.ノイズの要因について

電気ノイズは、主に以下の3つの要因により機器に影響を与えます。

誘導ノイズ
誘導ノイズは2種類に大別されますが、いずれも動力ケーブルと並走して他のケーブルを敷設する現場で多く発生します。
・電流が流れる際に発生する磁界により、並走する他のケーブルにノイズ(誘導起電力に起因)が発生する電磁誘導ノイズ
・電圧が印可される際に発生する電界により、並走する他のケーブルにノイズ(浮遊静電容量に起因)が発生する静電誘導ノイズ
対策としては、動力ケーブルと他のケーブルを離して敷設する・遮蔽板で隔離する・シールド線を使用する等が挙げられます。

伝導ノイズ
ノイズが電源線や接地線を通じて伝わるノイズです。
大型電動機の突入電流等の大きな電流変化や、接地の不備に起因することが多いです。
対策としては、配線系統や接地設計の見直し等が挙げられます。

放射ノイズ
他の機器から放射された電磁波が、他の回路やケーブルがアンテナとして機能してしまい、電気成分に変換されてノイズとなります。
対策としては、ケーブルを纏めない・機器を遮蔽する等が挙げられます。

3.照明機器への影響

LED照明機器はノイズに弱く、機器の破損が発生する可能性があります。
特にインバータ等を多用する大規模工場や、ケーブルラック・ピット・EPSや電線管内等の動力・電灯・制御計装配線の隔離及び遮蔽ができていない環境ほど、ノイズの影響を強く受けます。
特に電灯配線と動力配線が混在されている現場は少なくありませんので、注意が必要です。

4.ノイズフィルタについて

ノイズによる故障を防止するため、弊社及びパワーエコジャパン社では、ノイズフィルタの設置を推奨しております。
ノイズフィルタは、1次側配線内に含まれる高周波を遮断することにより、2次側へのノイズの伝達を大幅に遮断することができます。
接地側からの伝導ノイズや、ノイズフィルタ2次側で発生したノイズに関しては防ぐことができず、ノイズを100%遮断できるものでもありませんが、極力ご採用いただくようお願いしております。

弊社ではCOSEL社のノイズフィルタを標準在庫としており、照明機器と併せての販売を承っております。
https://www.cosel.com/product/noisefilter/EAP/EAP-03

詳細は、弊社お問い合わせフォームよりご連絡ください。